前回に続いて、会社の社会保険に入るメリットについて考えてみましょう。
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社会保険は、健康保険と厚生年金のことです。
イメージが湧きにくい人は、保険証と年金手帳を思い浮かべましょう。
今回は、健康保険、保険証の方の話です。
メリット① 扶養家族がいても保険料が変わらない
国民健康保険よりも、会社の健康保険のメリットがあるのは、まずはなんと言っても、扶養家族の多い方です。
会社の健康保険料は、厚生年金と同様、給与額から等級が決められ、保険料が決まります。
扶養家族は何人いても、健康保険料は変わりません。
一方で、国民健康保険の場合、前年の所得に応じて保険料が決まり、そして加入する家族ごとに保険料が発生するので、家族が多ければ、保険料も高くなります。
メリット② 病気で長期休んだ場合、給与補助が出る
病気で休んで、有休もなく、給与が出ない場合、4日目から「傷病手当金」という給与補助が健康保険協会(健康保険組合)から受けられます。
給与の約2/3の金額です。
ちなみに女性の方で、産前産後休業中で給与が出ない場合も「出産手当金」という似た制度の給与補助が受けられます。
以上のようなメリットがあります。
前回の年金の話と合わせて考えてみると、
家族持ちの社員にとって、特にメリットの大きい制度です。
求人を出す際も、「社保完備」とあった方が、応募は来やすいです。
人手不足の状況はまだまだ続くので、こういったところから良い人材を確保していきましょう。