毎年恒例ですが、今年も労働保険料の年度更新の時期が近づいてきました。

 

労災保険料と雇用保険料の申告です。

年更1

出典:厚生労働省ホームページ (http://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/roudou/gyousei/hoken/h28/keizoku.html)

今年も5月末~6月初旬にかけて、このパンフレットが届きます。

 

社会保険料は、毎月口座引き落としなのと異なり、

労働保険料は、毎年この時期に申告、1回(金額によっては3回も可)で支払います。

口座引き落としにすることも可能です。

 

ここで、毎年、紛らわしくなる点を整理しましょう。

1.いつの分から、いつの分の給与を集計するのか

(前年度の給与額を集計、集計した金額に保険料率を掛けて保険料を算出します)

→平成27年4月1日~平成28年3月31日の「労働日ベースで」発生した給与額を集計します。

(例)

給与の支払いが、月末締め、翌月15日支払いの場合、

給与支払日で言うと、平成27年5月15日支払分~平成28年4月15日支払分

給与が末締めでない場合は、厳密に言えば日割りで4/1~3/31の分を計算することになりますが、

実務上はそこまで求められず(事務量が現実的ではないので)、そこに近い給与締めの分で計算します。

(例)20日締め、当月末日支払いの場合

労働日:平成27年3月21日~平成28年3月20日

支払日:平成27年4月30日支給分~平成28年3月31日支給分

 

2.賞与も入れるのか?

→入れます。

 

3.退職者の分も入れるのか?

→入れます。

 

4.雇用保険加入者で64歳?65歳?で免除になるのは、具体的には?

→今年集計する分(平成27年4月1日~平成28年3月31日)では、昭和26年4月1日以前に生まれた方のことです。

(平成27年度中に、65歳になった方、それより上の方)

※年度単位なので、65歳になった日が、平成27年度の何月でも、4月から免除になります

 

5.その免除になった人の処理方法は?

→65歳以上を含めた雇用保険加入者全体の賃金総額を集計、千円未満は切り捨て(A)

65歳以上の雇用保険加入者の賃金総額を集計、千円未満は切り捨て(B)

(A)-(B)が雇用保険料を算出するための金額になります。

ポイントは千円未満を切り捨てる処理をしてから、引き算をするということです。

※新たに雇い入れた時点で65歳を超えている方は、そもそも雇用保険に加入できないため、(A)には含まれません

 

主に紛らわしいポイントを整理させていただきました。

また次回、労働保険料の概算(仮払い)と、確定(過不足の精算)なども解説いたします。